何でもできて『当たり前』
何でも言うこと聞いて『当たり前』
何でも褒められて『当たり前』
僕は当たり前の中で育った箱庭少年
ちょうどいい温室が安心する
周りはみんな自分を慕うカルト教徒
「偉いね、偉いね」って褒められたって
何も嬉しくない むしろ気持ち悪くなる
そんな中じゃ本物なんて見つけられなくて
いつしか宝石は霞んでいった
言い訳ぐらいさせてくれよ
口を塞がれて当たり前を押し付けられたんじゃ
誰だってつまらなくなっていくんだよ
親の期待を背負うのはもう限界だ!
そう言えたらいいのに
臆病な僕はまた仮面をかぶって
それでまた自分の気持ちを縛り付けて
もうどこにも自分なんて無い気がして
親の顔を見るのすら嫌になってるのに
また笑顔で演技して
上っ面だけの優等生
適当に弾いた最高得点
百点ばっかの答案用紙
無色透明の友人達
空っぽな褒め言葉
ああもううんざりだ!