僕はあの日から蝕まれていた
死神の狂気に導かれ
たった今 自分と決別した
道化を演じるなんて出来ないから
いつか見た夢の狭間で
僕は今 悪に手を染めた
理性だとか倫理観だとか
培ったものが
音を立てて崩れる
ああ いつかの夢が
ああ 壊れていく
ああ 時の中で
今覚醒するEvil God
さよならの餞を渡そう
引導は僕の中に
消えた自分と生まれた自分
月夜に照らされた僕の顔
世界の輪郭はやがてぼやけて
ピントが合わなくなっていく
だから言わせて
“僕を蝕まないで”