もっといたはずの箱庭
気付けば一人残らず消えてしまった
私だけの箱庭
そこには沢山の夢があった
今となっては儚さしかないけれど
そこは私のおもちゃ箱で“帝国”だった
私はそこで女帝として振る舞った
みんな私の事なんて嫌いだったけど
それでも幸せだった
其処には夢が溢れてて
宝石のようにキラキラしてた
でも全て無くなった今
私はどうすればいいの?
見なきゃいけないのね、現実を
私が今まで目を逸らしてきたもの
女帝様ごっこはもう終わり
絵本を閉じるように箱庭は終焉を迎えた
現実は黒くて灰がかってて汚い
呼吸をするのすら苦しいけれど
これが私の“好き勝手した罰”ならば
それを受け入れなければならないんだ
さようなら、私
さようなら、箱庭
さようなら、“女帝”