昏い夜道を照らしてくれる
私のヒーロー
その背中がカッコよくて
…勿論背中だけじゃないけどね!
その横顔
その視線
その正義感
全部私のものにしたい
ダメ…かな?
あなたは私の道を照らしてくれた人
救世主であり騎士様(ナイトさま)
私は夢見るお姫様
あなたに手を引かれて
絶望的な状況を脱するの
同情はしてくれなくて良いよ
分からないところがあったら教えてね
それが出来るのがあなたでしょ?
私馬鹿だからさ
手を繋いでよ
恋人の証として!
本当は不安なんだけど
手を繋いでいないと
また不幸に飲み込まれそうで
私 は どれだけ不幸に飲み込まれれば…気が済むの?
知らない事は無い
あなたが何度でも教えてくれるから
何でも知ってるよ
…でも何でも知ってたら
どうすればいいんだろうね?
どうしよう?
それを教えてよ、あなた
あなたはいつも見てる
それは私が不安だから
見てないとどっか行っちゃいそうだから?
…単に悪い事をしてないか見てるだけか
もうしちゃってるけど
一人でいる時は いつも見つけ出してくれるよね
それって愛故?
心配だから?
どうせ彼の事だからロクな理由じゃないんだろう
なら自分にとって幸せな解釈をする方がラクだ
私はあなたの妻としてちゃんと…
ってそれはまだ早いか
早くあなたの一番になりたいけど
あなたには六人の彼女が居る
早くそんな奴らとは別れて
私一筋になればいいのに
でも私以外の五人はさ
カモフラージュの為の偽装交際でしょ?
本気で愛してるわけじゃないんだよね?
ならいつか私を選んでくれるよね
私のダーリン
優しいけど物足りない
そんな事言っちゃダメだよね
彼と付き合えてるだけでも
幸せって思わなきゃ
物足りなさなんて塵芥に等しいんだから
あなたが死神だって分かってても
私はついていくよ
だってそれが運命じゃん?
軽い考えかもしれないけど
それでも理解してくれると嬉しいな
なんで分からないんだろう
私は彼の事をこんなに想ってるのに
彼は神のように物知りだけど
女心は知らないみたい
でもそんな鈍感な彼が愛おしい
いやむしろそんな鈍感な彼だからこそ
“愛おしい…”