父の呪い
父の呪い
父の呪い
父の呪い
父の呪い
僕は普通だったはずなのに
いつの間にか聖人君子の
後を追ってた
自業自得だけど
僕の中にだんだんと歪みが生まれた
『俺』は品が悪いから『僕』を使いなさい
優等生なんだから手本にならなきゃ
父さんの正義を“模倣”しなきゃ
勝手にルールを決めて
それがいつしか呪いになった
愛憎入り混じったファザーコンプレックス
神のように父を崇め
父と同じ道を歩もうとした僕は
いつしかボロが出てしまった
そう、僕の持つ“悪性”が…
僕は良くも悪くも普通の人だった
手が届かない場所に触れようとして
自縄自縛になって
息が苦しいよ
勝手に追いかけてるのは僕の方なのに
父さんは一切僕に強要してない
なのに僕が勝手に僕を縛り付けて
嗚呼、馬鹿みたいだ
最初から父さんの息子じゃなければ
なんてIFなら
“僕は 僕 じゃない”
──結局、僕は父さんにはなれなかった。